2013年1月20日日曜日

 ボストン美術館展の感想

夫が、休みを取ってまで平日に出かけた甲斐があり
あまり混雑していなかったので、ゆっくりと鑑賞することが出来ました。

順路通りに進んでいくと

まず初めに”仏画”などが展示されています。

何百年も前に、描かれたとは思えないほど
美しい色が、残っている事に驚かさされます。

続いては”絵巻”
TVなどでも紹介されている、”絵巻”が並べられています。
ゆっくりと、細部まで見てみると、かなり残酷な描写も・・・

もちろん、描かれている絵もすごいのですが
物語の文字が、美しい・・・
書道の素養など、まったくない私のこととて
もちろん、何が書いてあるかなど
解ろう筈もございませんが(笑

一文字一文字が、と言う事ではなく
流れるような曲線の連なり。

少し離れて見ると、より一層・美しく
暫し、見惚れておりました。


お次は”水墨画”など
水墨画って、すばらしいですよね!!

墨の濃淡だけで、あれだけの物が描けるって
鉛筆や木炭などで描く、デッサンと近い物はあると思うのですが
水墨画は、一発勝負!

やり直しがきかない世界ですからね。

続きまして”近代絵画”
水墨画とは、打って変わって華やかな絵が展示されております。

どれも、すばらしいとは思うのですが・・・
”松島図屏風”は、好きでした。
あと”龍虎図屏風”も!!(これって、水墨画ですか?)
龍虎図屏風の虎が、何だかすごくカワイイのです。

最後は”蕭白”です。

今回の展示で、一番見たかったもの
それが、蕭白の”雲龍図”なのです。

こちらも、TVなどに度々登場しておりまして
すごい迫力だとは、思っておりましたが
実物は、正に圧巻!!

近くに寄ったり、離れたりと
暫くの間、展示室の中を行ったり来たり・・・。

ここで、気になった事がありまして
この、雲龍図8枚で一組の絵となっておりますが
どう見ても、真ん中にあと2枚はあったよね?!

この絵が、見出されたときには、すでにこの8枚だったのでしょうが
明らかに、真ん中部分が抜け落ちている。

襖を、後2枚くらい足したらちょうど良い感じになると思うのだけれど・・・

もちろん、そんな事は何処にも表記はないし
ワタクシの、勝手な想像でしかありませんが
襖からはがされた状態で、発見されたらしいので

はがされた時点で、どこかに行ってしまったのか?
はたまた、その後、誰かに持ち去られたのか?
それとも、真ん中部分は襖ではなく
壁などに直接描かれていて、はがす事ができなくて
すでにこの世から、消えてしまったのか?

などなど、色々と想像を膨らませているところであります。

真ん中部部があれば、もっと、迫力が増すでしょうね♪

ところで、これって感想ですか?


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